第9回 野々花染工房 諏訪好風 作品展

諏訪親子第9回 諏訪好風 作品展

    テーマ「藍」
日時10月13日(金)~16日(月)

場所 青山 ゑり華 会期中 諏訪好風氏 ご来場  

2年ぶりにお店で諏訪好風さんの展示を致します。
好風さんは主催する野々花染工房の代表を、6月にご子息の豪一さんに譲られました。
今回は代表を譲って初めての作品展です。

曲がったことが大嫌いで、真面目に真面目に染織に取組んで、常に新しいことに興味を持ち、チャレンジしてゆく姿勢には頭が下がります。
今回の個展は「藍」にスポットを当てる作品展にいたしました。
世界最古の染料「藍」は海外からジャパンブルーと呼ばれるほど、日本人にとって一番身近な染料です。
しかし伝統の蒅(すくも)による「天然灰汁醗酵建」で染められた染織品は現在ほんの一握りしかありません。

好風さんは天然灰汁醗酵建の伝統的な染色方法を頑なに守り続けています。
是非お出掛けくださり、ご覧頂きますようお願い申し上げます。
青山 ゑり華 店主花岡 隆三

天然灰汁醗酵建の藍染の魅力

藍の葉を100日かけて醗酵させ「蒅」(すくも)を作り、それを瓶の中でふすま、石灰、灰汁、酒などで醗酵させて染めます。
生葉染めと違い、蒅を用いれば一年中染められる為、日本中に広められました。
藍の葉に付いている固有の発酵菌の働きを活用してインディゴ成分の働きを引き出すこの染色方法は、素晴らしいバイオテクノロジーで、味噌や日本酒と同じく日本人が考え出した素晴らしい技術です。
天然藍染の良さはこの発酵菌が染色後も永く繊維の中で生き続けるため、年とともに色が冴え鮮やかになっていくことです。またニカワ質が強い為年月とともに色が止まり、洗うほどに青味を増します。
また、蒅は藍の葉、茎などを土間で水をかけて醗酵させるため、様々な雑味が入るのも特徴で、化学藍のピュアな色と違い、複雑な奥行きのある色が染まるのも日本人の感性にあったのだと思います。
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諏訪好風さん藍瓶の前で
 
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糸染めをする諏訪豪一さん
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徳島産の蒅(すくも)   
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藍瓶、実はとても深い。当社スタッフが肩まで漬かれます。