明治〜大正期 加賀の藍染布団地ハギレ 鶴
¥5,500 (税込価格)
明治〜大正期、石川県の民家で使われていた布団生地のハギレです。使い込まれた気持ちの良い手触りの古布で、生地としても頑丈。手芸の材料やバッグなどに作り替えても。
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説明
サイズ:幅 32cm前後、長さ72cm前後
素材:木綿
こちらは、石川県・加賀地方の古い民家で使用されていた、100年以上前の藍染布団地のはぎれです。加賀友禅の老舗として知られるご家族のもとで大切に保管されてきたもので、現在は次世代につなぐ活動の一環として、端切れとして販売されたり、小物に仕立てられて店頭に並んでいます。
この布は、明治〜大正時代にかけて庶民が日常的に使っていた木綿布団の生地。当時の糸はすべて「手帽子(てぼうし)」と呼ばれる手作業の撚り糸で、藍で染められた素朴で温かみのある風合いが特徴です。
布団が使い古されると、多くは廃棄されましたが、中にはアメリカへと渡り、なんと車のワックスがけ用クロスとして再利用されたという逸話も。使い込まれた木綿は、やわらかく吸水性がよく、ボディを傷つけずワックスの伸びが良かったため、高く評価されたようです。
その流れに危機感を覚えた先代が、まだ貴重な布団地が各地で処分されていた昭和40年代前半、自らの手で収集を始め、段ボール10箱分ものコレクションを保管。その量は、当時の子ども部屋(社長の部屋)の床が抜けそうになるほどだったそうです。
クラシカルで緻密な文様、褪せた藍の風合いに、今では得がたい「暮らしの記憶」が宿っています。古布好きの方や、作品づくりに活かしたい方にもおすすめです。店頭には他にもたくさんのハギレをご用意しています。ぜひご覧ください。





