琉球つむぎ（南風原・ヤシラミ織）

説明

琉球つむぎ（南風原・ヤシラミ織）
価格：121,000円（税込）

沖縄の「織物のまち」南風原町で生まれた、格調高い琉球つむぎの着尺です。
最大の特徴は、非常に手間のかかる伝統技法 「ヤシラミ織」 による織表現。

鑢（やすり）の目を思わせる、極めて緻密な立体格子。
糸の太さや間隔、織り密度を微細に変化させることで、平面的な柄ではなく、光の当たり方によって陰影が揺らぐ独特の奥行きを生み出しています。
写真では伝えきれないほど、拡大して初めて理解できる織りの情報量を持つ一反です。

本作を手がけたのは、南風原の伝統工芸を現代に継承する熟練の織り手、野原広安氏。
一目でわかる技巧性だけでなく、触れたときの軽やかさと、日常に耐える丈夫さを兼ね備えています。

琉球王府時代には、こうしたつむぎが儀礼服として用いられてきました。
華美ではないのに品格がある、その理由は、徹底して「織り」そのものに向き合った仕事にあります。

無地感覚で着られながら、通好みの視線を確実に捉える一枚。
伝統の技と職人の魂が息づく、本物の琉球つむぎをぜひお楽しみください。

小紋お仕立て料金
袷仕立て：73,480円（内訳　湯のし1,980円 / 胴裏13,200円 / 八掛17,600円 / お仕立て40,700円　すべて税込）
単衣仕立て：45,430円（内訳　湯のし1,980円 / 裏衿1,430円 / 居敷当3,520円 / お仕立て38,500円　すべて税込）
パールトーン加工　袷：14,300円 / 単衣：12,100円