織物 「わおん」 柳鼠

説明

一見すると紬のようにも見えますが、こちらは「織物」です。
「紬」は紡いだ糸を用いた生地を指しますが、この反物は紬糸ではなく「生糸」を先染めして織り上げたもの。生糸ならではのつややかさがあり、紬とはまた違った上品な趣をお楽しみいただけます。黄八丈・与那国織・御召といった名だたる織物も同じ「織物」の仲間に数えられます。伝統ある織物と肩を並べながら、手に取りやすい価格で楽しめるのも魅力です。

こちらの品は、糸を先に染める「先染め織物」。よもぎで下染めした草木染めの上に化学染料を重ねる二度染めを施し、独特の深みを持たせています。経糸にはグレーと二色の緑を配し、ジャガード織機で精緻な地紋を織り出すことで立体感のある美しい表情を生み出しています。

光沢をまとった生地は、紬のようにくだけすぎず、それでいて色無地や附下ほど改まりすぎない絶妙なバランス。単衣にも向く軽やかさがあり、観劇や美術館めぐり、気心知れた方とのお食事会など、幅広いシーンで安心してお召しいただけます。帯合わせの自由度も高く、一本の帯を変えるだけで、凛とした印象から華やかな雰囲気まで自在に表情を変えて楽しめる一枚です。

小紋お仕立て料金
袷仕立て：73,480円（内訳　湯のし1,980円 / 胴裏13,200円 / 八掛17,600円 / お仕立て40,700円　すべて税込）
単衣仕立て：45,430円（内訳　湯のし1,980円 / 裏衿1,430円 / 居敷当3,520円 / お仕立て38,500円　すべて税込）
パールトーン加工　袷：14,300円 / 単衣：12,100円