【きものクリニック】付下げから羽織へ仕立て替え|苺柄を生かした染め替え事例

20年ほど前、苺の柄にひかれて購入された単衣の付下げ。なかなか着る機会がないまま、大切に保管されていた一枚を、羽織へ仕立て替えました。
淡いブルーグレーだった地色を、お客様がお好みの鮮やかなブルーへ染め替え。しみやヤケを目立ちにくくしながら、愛らしい苺の柄を生かしています。
まさか付下げが羽織になるなんて
20年ほど前に、苺の柄が気に入ってリサイクルショップで購入したものです。単衣ということもあり、なかなか着る機会がないものの、捨てられずに手元に残してありました。
ゑり華通信で羽織への仕立て替えを見て、お願いすることにしました。しみやヤケを隠すために、柄を残して全体を染め、見事に羽織へと生まれ変わりました。
鮮やかなブルーに苺柄の羽織はなかなかほかにはなく、まさに自分だけの一着という気がします。とても気に入りました。どんどん活用したいと思っています。
杉並区 H・S様
淡いブルーグレーから鮮やかなブルーへ
元は淡いブルーグレーの地色でしたが、お客様のお好みに合わせて鮮やかなブルーに染め替えました。地色がはっきりしたことで、白と赤の苺の柄がいっそう際立っています。
付下げの柄を羽織に生かす工夫

付下げは、着物として仕立てたときに柄が美しく見えるよう、柄の向きや位置が決められています。そのため、羽織へ仕立て替える際には、そのままでは柄が希望する位置に収まらないことがあります。
今回は、衿にも少し柄が入るように位置を工夫しました。また、羽織は後ろ姿の柄合わせが大切なため、仕立て上がりのイメージを写真で確認しながら、仕立屋さんへ細かく伝えて仕立てています。
羽織として必要な寸法を確保するため、数カ所にハギを入れています。柄の配置と全体のバランスを整えながら、付下げの魅力を生かした一着に仕上がりました。
※付下げなどの着物を羽織へ仕立て替える場合、元の寸法や柄位置によって、数カ所にハギが入ることがあります。
今回の加工
| 加工内容 | 料金 |
|---|---|
| 洗い張り | 14,300円 |
| しみ抜き・ヤケ筋消し | 20,900円 |
| 染め代 | 64,900円 |
| 羽織仕立て | 30,800円 |
| ハギ入れ | 2,200円 |
| 合計 | 133,100円(税込) |
着る機会が少なくなった着物も、染め替えや仕立て替えによって、今の暮らしに取り入れやすい一着へ生まれ変わることがあります。
お手元に気になる着物がございましたら、青山ゑり華のきものクリニックへご相談ください。
※料金は制作当時のものです。