着物を通して素敵に年を重ねていくお手伝い – 青山 ゑり華

着物を通して素敵に年を重ねていくお手伝い – 青山 ゑり華

型染の世界 武村小平作品展開催しました2020/09/24

こんにちは、柴です。
9月は型染め作家の武村さんをお迎えして、作品展を開催しました。
武村さんとの出会いは昨年の11月頃。

はじめて見せてもらったとき、あまりのセンスの良さに感動!
型紙の緻密さ、色のセンス、デザイン力、なにより、一切手を抜かない丁寧な仕事に一目惚れし、
さっそく個展をやりましょう!と年明けすぐに個展を開催しました。

2回目の個展は4月。
今度は夏物をメインにと、楽しみにしていたのですが、残念ながらコロナで開催できず。

今回は1月ぶりの開催となりました。

武村小平作品展

<特別開催>半衿の型染体験

武村さんがこの日のために、来場のお楽しみにと型紙を用意してくれました。
今回の柄は南天です。
難を転じるにも通じるおめでたい柄です。
4枚の型紙を使って南天の半衿を完成させます。


1日4回、各回すべて武村さん自ら説明してくださいました。


葉、茎、実、葉脈と実の点 の、4枚の型紙をつかって柄を完成させます。
この型紙も武村さんが彫ってくださいました。
しかも、同時にできるように2組用意してくださいました。

何より驚いたのが、茎や葉脈といった芸の細かさ。
体験でここまで丁寧な型紙を用意してくださるなんて、びっくりです。

武村さんは普段は糊置きの型紙を使い、手差しで彩色しています。
つまり、柄の部分に型があり、地色が抜けている型紙なんです。
今回のステンシルのような染め方は、武村さん自身普段はやらない方法です。
ゑり華の無茶ぶりに応えてくださいました。

そして用意してくださった染料は、洗っても落ちない染料です。
これをつかって洗える正絹半衿に染めていきます。


まずは先生の見本
いくつかある注意点を聞きながら真剣にレクチャーを受けています。

そのあと、スプレー糊のついたテープルに半衿を張り、スタートです。

水でおちるペンで型紙を合わせる「ホシ」印を付けた後、葉っぱから染めていきます。


先生がまわってアドバイス
色の相談、付き具合などアドバイスしてくださいました

染め終わったらドライヤーで乾かし、アイロンで定着させて完成です。
それでは、完成した作品をご覧ください。

皆様のご感想

全員ではありませんが、お写真と感想を頂きましたのでご紹介します。
(撮影の時だけマスクを外しています)

型紙がズレないようにするのに気を遣いました。
でもとても親切に教えて頂きました。
思ったより綺麗に出来上がって大満足!これを使うのが楽しみです。<M様>

ゑり華でのワークショップ初体験でしたがワクワク楽しくできました。
目で見るのと、体験するのとでは出来上がりの作品に愛しさが。。。
親切にご指導頂き感謝です。<S様>


色選びに迷いましたが、それも楽しくよい時間を過ごせました。
また参加したいです。<O様>

色がなかなか決められず、どうなるかと思いましたが
ステンシルをはじめたら楽しく進めました。
これからの季節の半衿、使いのが楽しみです。<K様>

待望の型染体験!
イケメン先生に丁寧にお教え頂き、楽しむ事ができました♪
半衿用の小さな柄でもそれなりに考え、集中力が必要ですね。
それが反物となったらと考えると、伝統技術は偉大です。<N様>


自分で染めた半衿は格別です。大切にします。
今まで白しか使用したことがないですが、これをきっかけとして柄半衿デビューします。<O様>

色を付けて、型紙を外すときの何とも言えないわくわく感が最高でした。
色自体は見本通りのオーソドックスなものでしたが、やはり個性が出るんですね。
出来上がった半衿を付けて、次は紬で出かけたいと思います。楽しみです。<A様>

完成図を想像しながら進めていく工程はとても楽しかったです。
が、染料をトントンするときはとても緊張しました。
世界にひとつだけの私だけの作品、大切に使いたいと思います。<H様>


ホシを合わせるのが難しかったです。
抜けている部分から段々色がつくのが見れるのが楽しかったです。<S様>


指にスポンジをはめてトントンするのが楽しく、気分は「北斗の拳」でした。
グラデーションも大体おもったとおりに満足です。<K様>

細かな型に色を入れるのはなかなか難しく、時間の経過と共に肩に力が入りました。
仕上げた半衿は我ながら素敵な出来映えです。
色を冒険してもう一度、もう二度作ってみたい、そんな楽しい時間でした。<H様>


いつもこういうとき、色選びに迷って、、、
自分の色彩センスのなさにガッカリするのですが、今回は型の美しさで救われた感じです。
他の方々の色合わせもとても綺麗でした。<C様>


インクの色を変えるだけで、また、ぼかして濃淡を入れるだけで全然雰囲気が変わるのが楽しいです。
限られた色数でもそれぞれ個性が出るものだと思いました。<K様>


先生の丁寧な指導の下、楽しく作品ができました。
普段半衿は白しか使いませんが、シックな色合いにしたので、
もう少し涼しくなったら是非紬に合わせて着用したいと思います。<T様>


美術の時間を思い出しながら、色の濃淡を考えながら、、、
しばらく使っていなかった脳の回路が繋がりました(笑)<S様>

ゑり華さんでは色々な体験をさせてもらっていますが、
いつでもきちんと使えるかわいいものが出来上がるので
ぜひ、気軽に参加されることを声を大にしておすすめしたいです。<S様>

繊細な絵柄で半衿染めを先生に教わりながら、可愛く仕上げることができました。
不注意で染料を半衿に付けてしまいましたが、先生に綺麗に直して頂き感激です<K様>

最後に

今回もたくさんの皆様にお出かけ頂きましてありがとうございます。
また、今回も藤井絞展と同様に予約制とさせて頂きました。
満席で日程を調整して頂いた皆様、ご協力ありがとうございます。

今後もイベントは密を避けるために予約制になると思います。
それでも、たのしんで頂けるような企画を続けていきたいと思いますので、ぜひまたお出かけくださいませ。