関織物 作品展2021/10/28
無地感覚で上質な光沢は
コーディネートしやすく、スタイリッシュ
帯が合わせやすいシンプルな大島紬
関織物 作品展
10月29日(金)・30日(土)・31日(日)
青山ゑり華 店内にて
機屋さんに糸があるのは当たり前ですが、こちらの糸はなんとも良い艶を放っています。
すべての段階で「お客様の着心地の良さ」を追求する手間と工夫が貫かれていました。
ちょっと良い場所へのお出かけに着て欲しい
普段よりもちょっとお洒落に、さりとて気の張らないお出かけにぴったりのきものです。
無地感覚の柄は帯や小物を楽しめて、身体に沿う柔らかさと上質な光沢は着心地を楽しめます。
關健二郎氏 ご来店
ゑり華に29日~31日の3日間ご来店くださいます。
(最終日は14時頃まで)
とにかくお話を伺うだけでもものすごく面白い!
大島紬の概念が変わるものづくりの神髄を是非お確かめください。
着心地のために、いっさい手間を惜しまない、
全ては着る人のためのものづくり
こんにちは、青山ゑり華の花岡です。
緊急事態宣言の全面解除を受けて、遠方のゲストをお呼びできるようになりました。
関織物の關健二郎氏です。
初めて関織物の大島紬に触れたとき、その得も言われぬトロっとした柔らかさと、艶っぽい光沢に目を奪われました。
「私の知っている大島紬とは全く違う」
そう思った私は研修旅行の行き先に九州を選びました。
この目で工房を見てみたくなったのです。
しかし、何も特別なことは一切ありませんでした。
ずうっと以前から行われてきた大島紬の工程を、守るべき事を守り、より良いと思ったことをやる。
効率をもとめるのではなく、手間や時間がかかっても着心地のためには一切手間を惜しまない。
全ては着る人のためのものづくりをしていました。
糸染以外の全ての工程を自社で行い、手間を惜しまず「触感」を追求する、例えば
糸
純国産の上質の糸を使い、柔らかく丈夫な糸にする
染
天然染料で回数を重ね深みと味わいを出す。泥染は奄美大島の伝統工芸士、野崎さんに。
練
練りが浅いと織り易いが硬くなってしまう。織りにくくても風合いが良い練りを心がける。
撚
通常よりも経糸で約2割、緯糸でなんと半分以下の甘撚で仕上げて柔らかな風合いを生む。
織
着心地を意識した打ち込みをする。
こんな非効率的なことを、大手はやりたくてもやれません。
工房を家族だけでやっているからできるのかもしれません。
大手の機屋さんがとっくの昔に捨ててしまった大島紬の風合いがここにあります。
新しいのに懐かしい、そんな大島紬に会いに来てください。
青山ゑり華店主 花岡隆三
青山ゑり華
03-6427-2720
aoyaamerihana@gmail.com