原始の人は何を着ていたか?木や草で編む・織る原始布・古代織展2016/05/26
木や草で編む織る
甦った原始布・古代織展
5月27日(金)~30日(月)
古代の人々は、自然と共生しながら数多くの衣を作り出し、身を守り生き続けてきました。
彼らを支えてきたのは、厳しい自然の懐で生きる人たちの「 結い」 という共生のための知恵と精神でした。
出羽の織座では、消え去った古代の布に心ひかれその歩みを訪ね、北の地でたくましく生き抜いた先人の衣生活文化を探り、山野に自生する種々の材料を採取し、失われてしまった布を四十数年に亘って甦らせてきました。
しかしこの十年来、技術者の高齢化と後継者難の為、全て手作りによる物作りが大変難しくなってきました。
現代において消えつつある貴重な手業、いにしえの人々が使用した古い資料と復元した作品の数々をご覧頂きたいと思います。
永遠に命がこもる美しい織物の前で、遥か古代に思いをはせ心の暖かさ、安らぎを感じていただければ幸いに存じます。
出羽の織座 山村幸夫
展示内容
・黄綬褒章受賞者 戸屋 優
変わり捩り織
・田中昭夫
正藍型染
・川村芳枝
津軽こぎん刺・南部菱刺
・菅原 匠
正藍筒描・正藍絞り
からむし布、しな布、ぜんまい織、紙布、琴糸織、こぎん刺、菱刺、庄内刺子、などの着物、帯、ショール、バック。
葡萄蔓、胡桃皮手提げかご等。
特別企画
出羽の織座古代織参考館館長
山村幸夫氏による古代編み体験会
木綿が日本に入る以前は木や草から繊維を採っていました。麻・苧麻・しな・葛・藤・芭蕉・オヒョウなどなど。それらの草木から繊維を取り出しかごや紐を編んでいました。
今回は、シナや麻の繊維を使って紐を「編む」体験をして頂きたいと思います。縄文人がすでに完成させた技術を体験してください。
こんなレアなイベントは他では絶対にありえません!この機会をお見逃し無くご予約ください。
古代編み(マクラメ)の腕輪。バッグの飾りとしても素敵です。
山村幸夫氏による古代編み体験会
5月27日(金)~30日(月)
毎日午後2時から各回4名様程度
会費材料費として五百円
お申し込みは電話にてお願い致します。
青山 ゑり華 TEL03-6427-2720