加賀友禅 訪問着 『シラン』 作:白坂幸蔵2018/12/11
作者 | 白坂 幸蔵 |
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題名 | シラン |
素材 | 絹100% |
適応シーン | パーティー、慶事一般、結婚式など |
適応シーズン | 1月~5月 10月~12月 |
価格 | 980,000円(税別) |
こちらの訪問着は石川県指定無形文化財・加賀友禅技術保存会会員の白坂幸蔵先生の作品。
青山ゑり華は加賀友禅を入れる時に、主に3つのルートより入れています。
・一つ目は直接作家さんの工房にお邪魔して発注する方法。
主に父の頃からお付き合いのある作家さんを中心にお願いしております。
・二つ目は問屋さんと一緒に作家さんの工房にお邪魔して発注する方法。
問屋さんは、やはり父の代からお付き合いのあるところにお願いしています。
一人でやっているので小回りがきいて利幅を多く取らないので助かっています。
・3つ目は問屋さんの発表会などで問屋さんが仕入れた物を買い取る方法。
もちろんこの方法が一般的です。普通の着物屋さんはこの方法でしか入れられないと思います。
こちらの作品は久しぶりに問屋さんからの仕入れ品です。
問屋さんの展示会で加賀友禅があると見せて貰います。
なかなか気に入る物が無いのですが、見ておかないと最近の傾向や新柄が分からなくなるので必ず見るようにしています。
この作品とは問屋さんの展示会で出会いました。
会場内を一回りしまして、帰りがけの一角に加賀友禅が展示されていました。
そこに掛かっていたのが白坂幸蔵先生の「シラン」でした。
優しい地色に大胆な構図。
色味は黄色と藍色をベースにし、大ぶりに描いた葉は陰で描くことで花の控え役にスッと納まっています。
一目見て気に入りました。
価格交渉で難航しましたが、担当が頑張ってくれて希望価格に近づいたので折り合いを付けてゑり華に来ました。
白坂先生の工房は金沢の中心からちょっと郊外にあります。
湯涌温泉に行く途中の山地にあり、自然に恵まれた所です。
ちょっと歩くと様々な木々や季節ごとに咲く花々に出会えるところです。
それらをこまめにスケッチをしていらっしゃいます。75歳になってもこれほどフレッシュな感性を保っているのは凄い事だと思うのですが、それを支えているのがこの豊かな自然に囲まれた暮らしなんでしょうか。
ミニチュア図案を見ながら柄の説明をしてもらいました。
実際に色差しをしている所です
加賀を代表する作家さんですが、とても気さくにお話しくださいます。
タイトルは「シラン」
日本に自生しているシランの開花は5月6月頃です。
春、桜が咲いた頃からのご結婚式、音楽会、観劇などにピッタリの訪問着です。
よく「桜が咲いたら何を着たら良いの?」そう聞かれることがあります。
そんなときはこの訪問着のように「シラン」がお勧めです。
蘭は季節が無いとも言われていますので、秋にお召し頂いても良いと思います。
写真ではなかなか実際の色は再現できません。是非現物をご覧頂きたいと思います。
作者 | 白坂 幸蔵 |
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題名 | シラン |
素材 | 絹100% |
適応シーン | パーティー、慶事一般、結婚式など |
適応シーズン | 1月~5月 10月~12月 |
価格 | 980,000円(税別) |