ちょっと早めの単衣にぴったりな結城縮2023/03/08
こんにちは、花岡です。
今日は、ちょっと早めの単衣としてぴったりな結城縮をご紹介致します。
結城縮とは
結城紬は平織と縮織があります。
平織りは真綿から指先でつむぎ出した撚りのない糸をそのまま織った織物。
縮織は横糸1メートルの間に約2,000回の強い撚りをかけ、糊付けした撚糸(ねんし)を使って織られます。
織上がった後、糊をおとすと撚糸の糊が溶けて横幅が縮み、表面がちりめん状になることから縮と呼んで平織と区別されました。
平織りの方が歴史的には古いのですが、昭和中期頃は縮織が結城紬全体の約9割を占めていました。
そこで平織りの保護のためもあり、重要無形文化財に平織りだけが指定されると、生産量は逆転し現在は97%を平織りが占めています。
今では糸に撚りを掛ける工場も2軒だけなってしまいました。
糸に撚りをかける八丁撚糸機
機械も道具もほとんどが手作りでメンテナンスしているそうです。
奥順製 結城縮
縮みは撚糸を使用しているので、生地にシャリ感があり単衣にぴったりな生地です。
結城紬の奥順さんの品です。
証紙に「はたおり娘」とあるように、重要無形文化財の品では無く、半自動織機にて織られた物です。
(奥順さんの奥澤順之社長は青山ゑり華で修業生として在籍したこともあります。)
生地に張りがあるので体に張り付かず、風を通してくれるので単衣にぴったりです。
価格とお仕立てについて
青山ゑり華
東京都港区南青山5-4-24-2階
TEL 03-6427-2720
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