着物を通して素敵に年を重ねていくお手伝い – 青山 ゑり華

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【彩加~SAIKA~】2022年新色発表!2022/01/07

こんにちは。
毎年この時期に発表するのが、麻の長襦袢です。
寒い時期に夏物を見るの?と思いますが、今ならたくさんの色から選べて、暑くなる前にお渡しできて、まさにベストタイミングなんです。

それでは、今年の新色を発表します。
でもその前に、「彩加~SAIKA~ってなに?」からご説明します。

目次の気になるところからどうぞ!

そもそも「彩加~SAIKA~」ってなに?

夏は白!の定番を覆すカラフルな麻襦袢

彩加はカラフルな色が特徴的な本麻の長襦袢です。
普段着の襦袢と言えば、夏以外は色付き、夏は白というのが基本です。
夏以外では白は礼装向きとされていますが、夏は着物が薄く襦袢の色が透けるためです。
色つきの物も売られていますが、ほとんどが淡い色。
うすいクリーム色、水色、藤色など、「表にひびかない」ことを前提につくられているのです。
もちろん、暑い夏に柔らかい透き通るような色はとっても涼しげで素敵です。
しかし、あえて色の襦袢を着て色の重なりを楽しみたい!と色つきの襦袢を作り始め、毎年様々な色で作っているうちにカラフルな襦袢として定着しました。


白地の近江縮に彩加の赤を合わせたコーディネート


こちらも白地の麻着物に赤紫の彩加です。
白地の着物は彩加が映えます。

彩加は、普段きものの火付け役、毎日着物で生活しているエッセイスト・イラストレーターのきくちいまさんと、「こんなのがあったらもっと普段きものがが楽しめるのに!」という意見を出し合って作り始めました。
きくちいま☆オリジナル製作委員会に加盟している全国の限られた小売店でのみ販売しています。

最初は奇抜な色の襦袢にスタッフもドッキリしたのですが、目が慣れてしまえばとっても着やすく、すぐに人気商品に。
一色入ることによって下着の透け防止になるため、夏の透ける着物が着やすくなります。

また、近年は気温が高く夏以外にも麻襦袢を着たいという需要が高まっています。
そんな時、白い麻襦袢より色付きの方が麻とバレにくい、寒々しくならなくて着やすいんです。
一度色付きの襦袢を着ると、白がつまらなく感じて色襦袢の魅力にハマる人続出!
下着っぽくなくてよい、という声もお聞きします。


単衣の時期から着られる綿麻きもの。
暑くて洗えるものが着たい!というときに、着物も襦袢も洗えて大活躍です。


浴衣としても着られるしじら織りの着物。
でも大人のコーディネートならやはり襦袢は必需品です。

普段着に嬉しい!彩加の特徴

(1)自宅で気軽に洗えます
着物用ネットにいれれば洗濯機で洗えます これだけ濃いのにほぼ色落ちしません

(2)夏着物の透け防止に
白い襦袢より肌着が透けにくく、安心して着られます。

(3)色付きだから夏以外にも着やすい
夏の間は白が爽やかでも、秋が深まるにつれて白では物足りないですよね?
色付きなら麻でも長く着られます。
ここ数年は気温が高いので、地域や体感温度によっても異なりますが、真冬以外の長い期間お召しいただけます。

ステイホームでおうち着物に目覚めた方、とってもおすすめです!

今年の新色発表

まずは基本の3色

今年はこの3色に決定
左から 紫 ・ 青 ・ 紫ピンク  です。

ミックスカラーのご紹介

彩加は織る前に糸を染める「先染め」です。
経糸をそれぞれ機にかけて、緯糸に違う色を組み合わせて織ることが出来ます。
今年は3×3の組み合わせの他、緯糸の色数を増やして経3×5の15色展開になります。

受注会の今なら15色の中から選べます!

今年は縮の生地で製作しました

より涼しく快適に着るためにどうしたらよいだろうと、現在の気候に合わせて織元さんと相談し、新たに小千谷縮の長襦袢を製作しました。
シボだちが見えるでしょうか?

このシボがあることで、肌に張り付かずさらっとした快適な着心地を生みます。

お手元に届くまでの期間は?

彩加の受注会は1月31日(月)まで
そこから反物を織りはじめますので、織元さんから織り上がって届くのが4月末~5月上旬。
仕立ててお渡しできるのが6月中を予定しています。

また、現在販売中(反物で即納品可能)の商品はオンラインショップでご覧頂けます。
こちらは織り上がっていますので仕立てをいれても一ヶ月ほどでお渡しできます。
ほとんどが1反ずつしか在庫がありませんので、こちらも合わせてチェックしてみてください。

新作の色見本は店頭でご覧頂けますので気になる方はご来店ください。