
着付けちょっといい話~寸法編➀~2021/01/24
尺?cm?
着物の寸法を聞き慣れない「尺」とか「寸」とかで言われて「よくからな~い」と思っている方が多いのではないでしょうか。
この尺とは、主に鯨尺という単位です。
着物の用語は、この単位が基準になっています。
1尺は約37.88cm 10寸=1尺 10尺=1丈
例えば
3丈物=約12mある着物用生地
4丈物=約16mある八掛付き着物用生地
尺巾=約38cmの巾のある反物
などなど
そしてこの仕事を長くしていると「尺」「寸」の方が理解しやすくなってきます。
袖丈1尺5寸と言えば標準的な1尺3寸よりも長めだなと思うのですが、56.8cmと言われるとピンとこなかったりするのです。
(着物以外はcmの方が分かります、もちろん)
お店にある竹製のものさしは、尺単位の物です。
渡すときは直接渡さず、一度下に置いてからとってもらいます。
手渡ししてはならないと、はじめに教えて頂いたことの一つです。
※他にも曲尺(かねじゃく)と言い、大工さんが家を作るときに使う物があります。
こちらは1尺約33cm。
曲尺を着物に使う東北の人は、我々の常識では大きな人ばかりです。
cmと尺が分かったところで
自分の身体を測ってみましょう▷寸法の測り方