
着付けちょっといい話~寸法編➃~2021/02/04
寸法のはなし
寸法のはなし➀身丈の続きです。
➀-2 繰越とつけ込み
繰越とは、衣紋が抜けるように、身丈の中心にある衿肩あき(衿付けの下為にハサミを入れる部分)を後ろにずらすことです。
元々関東では5分、関西では7,8分が標準です。この数字が大きいほど衣紋は抜けやすくなります。
着物の脇縫いにある縫い込みの部分を測ります。
もしくは、身丈を肩からと瀬からの両方測ってその差から割り出します。
身丈肩から-身丈背から=繰越+縫い込み(衿付けの縫い代)
用尺が短い場合、最初から後ろにずらしてハサミを入れることを切繰越といいます。
仕立てかえをする場合、身丈が伸ばせるかはこの縫い込みの長さによります。
〈バックナンバー〉
尺?cm?が分からない方はまずはこちらをチェック▷寸法編①着物の単位について
自分の身体を測ってみましょう▷寸法編②寸法の測り方
寸法のはなし①▷寸法編③身丈